映画「軍艦島」 韓国映画史に残る ”ゴリ推し” 観たくなくても避けられない映画

      2017/07/28

26日に韓国で封切られた映画「軍艦島」(原題)が公開初日に97万人以上の観客を動員し、これまでの記録を更新していますが、実はSNSや映画界ではこの動員にちょっと問題提起する声が上がっています。ゴリ押しが過ぎる感は否めません。

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CJエンターテイメント

その問題提起を非常にしっかりとまとめた記事を見つけましたので、翻訳してご紹介しましょう。※一部割愛などしてます。

オーマイニュース元記事:http://entertain.naver.com/read?oid=047&aid=0002157388&cid=1067173&gid=999339

全体スクリーンを蚕食する映画「軍艦島」、どうして問題なのか

「世の中で必ず観なければならない映画はないと思う。だが、必ず知らねばならない歴史はあると思う。」

映画「軍艦島」のリュ監督の本心だった。去る19日に開かれたマスコミ向けの試写会で彼は、「軍艦島」に集まる関心についてこんなふうに答えた。

しかし、マルチプレックスシネマを訪れる観客が観たくなくとも観なければならないような映画は存在する。特に昨今の韓国であればそれは十分に可能である。「軍艦島」がまさにその映画である。

2027個。26日に封切りされた「軍艦島」が上映されている国内のスクリーンの数(映画振興委員会統合電算網基準)である。この日「軍艦島」の封切り当日のスクリーン数に対する関心と憂慮が続いた。80% 以上蚕食したのではないかという報道も出たほどである。
結果的にはこの日2027個のスクリーンで1万174回上映、97万922名の観客が集まった。空前絶後の記録的な数値。この日、韓国で売れたチケットのうち、71.4%が「軍艦島」のもので、上映占有率は55.2%と半数を超えた。
「軍艦島」はギネスブックに載るほどの上映回数と上映占有率を基に、公開初日に100万人に肉迫する観客を集めたということになる。この数値がピンとこないなら、大型マルチプレックスシネマの上映表を直接確認してみて欲しい。

少なくとも26日一日は、全国の劇場で「観たくなくても避けられない映画」と表現できそうである。このような状況に少なくない映画関係者が「狂気」や「狂っている」というような過激な表現を混ぜながら嘆いている。「軍艦島」のスクリーン数を取り巻く話題は、映画自体というよりは公開日・配給環境についてが多い。
 

「軍艦島」の記録的なスクリーン確保、どうして問題なのか 

歴代最多スクリーン確保数ベスト10 
<キャプテンアメリカ>(2016) 1991個
<スパイダーマン: ホームカミング>(2017) 1965個
<アベンジャーズ: エイジオブウルトロン>(2015) 1843個
<華麗なるリベンジ>(2016) 1812個
<新感染 ファイナル・エクスプレス>(2016) 1788個
<トランスフォーマー/最後の騎士王>(2017) 1739個
<バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生>(2016) 1709個
<美女と野獣>(2017) 1627個
<トランスフォーマー/ロストエイジ>(2014) 1602個
<バトル・オーシャン 海上決戦>(2015) 1587個

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トランスフォーマーを除くベスト10に入っている映画は、2015年以降に公開された映画である。ベスト10のうち7本は、昨年と今年に公開された映画。このようなスクリーン確保に関する過熱現象がここ1,2年に激化していることがわかる。そして今回の「軍艦島」のスクリーン数が問題なのは、公開初日の数字という点である。上の映画は全て公開初日には1000前後、多くとも1200個程度で出発した。通常だと公開後の最初の週末(土日)に上映スクリーンの最大数となる場合がほとんどで、そういう点でも「軍艦島」は異例的であるといえる。

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全世界どこを探しても見当たらない空前絶後の事件(?) 

このような偏り現象をマルチプレックスシネマ側では「観客たちの観る権利」や「高い前売り率」を理由にしてきた。だが、「軍艦島」のような公開初日の高いスクリーン占有率をみても果たして「観客たちの観る権利」と言い切れるだろうか。マルチプレックスシネマが本来の「多様な映画を観る権利」を奪っていっていると思うのが常識的なレベルではなかろうか。
 
「高い前売り率」という部分についても非常識的なのは同様である。「軍艦島」は70%に迫るほどの前売り率と、60万枚近い記録的なスコアをたたき出しているのは間違いない。だが、その前売り率の数値が公開初日のスクリーン占有率を説明する絶対的な根拠とはなりえない。

結局「軍艦島」が記録したありえない数値は「早く」、「より多く」の達成を現実に可能とできる巨大なマルチプレックスシネマと配給会社の「力」が支配する韓国映画配給システムを端的に表しているといえる。そのような点から、観客が観たいもの云々というのは理屈に合わない。この偏り現象は、マルチプレックスシネマ3社を中心にここ何年かで加速している。韓国映画でもハリウッド映画でも構わない。公開第1週にマルチプレックスシネマへ観客を最大限呼ぶことができる映画なら、国籍は問わない。完成度を考慮?そんなことはない。最近公開された「リアル」のスクリーン数が同じような例である。

韓国の垂直系列化とスクリーン独占、問題である。 

18日に開かれた「2017 中半期 CGV 映画産業メディアフォーラム」でCGVの代表は、韓国映画産業内の CGVの役割について「韓国の垂直系列化がそんなに問題か?最近、垂直系列化とスクリーンの独占に対し沢山のイシューがある。1948年にアメリカ政府が独占禁止法違反でパラマウント社を訴えて勝訴した例を挙げると、韓国の垂直系列化がそんなに問題かと逆にききたい。」と語っている。 

では、CGVの代表に伺いたい。「軍艦島」に割り当てられたスクリーン数が正常なのかということを。これは「問題」ではないのか?このような例のない偏り現象こそ過去10年間の垂直系列化とスクリーンの独占、そしてマルチプレックスシネマと配給会社のカルテルが作り出した世界で例のない事例ではないのか。
  
 新政府では大企業の産業と配給分離を基にした映画及びビデオ物の振興に関する法律(以下映画ビデオ法)改定案についての論議が活発となることが予想される。

かなりまとめてもこの長さになってしまいました。出演陣が豪華ということと反日の歴史ものときて公開前から話題ではありましたが、やはり配給会社の力(CJですからね)で事前の広報活動と公開初日の動員、そしてその数字でまた観客動員と、この記事に対する書き込みにありましたが、「辛い歴史を徹底的に利用し金もうけの手段に・・・空前絶後といえばそうだな」という一文がありました。この一言が全てをまとめている感じがしましたね。

なので、観客動員○○万人突破とかってよく話題になりますが、韓国にいたってはちょっとマユツバものですね。だって、映画を選ぶ自由が限られてるから・・・ですね。

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